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クラシックギターのギア交換

ギアの軸間のサイズを測ります
現在、国内で販売されているクラシックギターのギヤは軸間が35mmの物がほとんどです。昔の廉価品で32mm、手工ギターで39mmの物もあります。外国製では36mm、39.5mmという微妙にサイズの違う物もあります。
軸間測定

新しいギヤの用意
ギター専門店で販売しています。私のオークションでも紹介しています。
写真はギターマシンヘッドGOTOHのペグ「35G480-1W」、定価5,500円(税抜)の商品。国内の20~30万クラスのギターに使われているギヤです。高級品になると国産でも3~4万円、外国製では10万円くらいのまであります。
ゴトーマシンヘッド

道具の用意 交換に必要な道具
ギヤに付属の木ネジに合ったドライバー
下穴をあける錐(叉はピンバイス)、目打ち
ボンド、つまようじ・・・

他に
ニッパー、カッターナイフ

古いギアの取り外し
ドライバーで木ねじをはずし、弦を外してギアを引き抜きます。 ギアを外す

新しいギアを装着してみる
サイズの確認の為に取り付けてみます。ペグを回してギア、パイプの動きに無理がないか、スムーズに動くことを確認しておきます。木ネジの位置があっていれば、そのままネジで止めます。 ギアの仮止め

ネジ穴の処理
ネジ穴の位置が微妙にずれているときは、一旦、穴を埋めてからネジ止めします。
爪楊枝の先端を少し切り、ボンドを少量つけて穴に差し込みます。 爪楊枝を切る

ボンドをつける

穴埋め

ボンドが乾いたら爪楊枝の余分な部分を切り取ります。 よけいな部分を切る

カッターナイフで、爪楊枝のはみ出ている部分を削り、平にしておきます。 カッターで切る

木ネジで取り付ける
まずは木ネジの下穴を開けます。目打ちなどで、錐、ピンバイス、ドリル(1mm程度)の刃が入りやすいようにガイド穴を開けておきます。 ガイド穴

錐、ピンバイス、ドリル(1mm程度)で下穴を開けます。深さは、木ネジの長さの7分程度で充分です。あまりがんばって開けるとネジが効かなくなってしまいますから、加減して!
木ネジは完全に締め付けてしまわずに、全部の木ネジを緩めにしてギアを取り付け、パイプの回り具合を確かめてから締め付けて固定します。 爪楊枝

取り付けは自己責任で! ギターを傷つけないよう、自らも怪我をしないように気をつけて行って下さい。

このページを見て、わからないようでしたら、専門店にギターを持ち込んで交換してもらって下さい。
木工の趣味や経験がある、他にクラフト関係の趣味で道具の扱いに慣れている方には簡単なことでも、慣れていない方では、思わぬ怪我や楽器を損傷してしまうことがあります。

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